お寄せいただいた質問の中から「受信に関すること」の代表的なQ&Aを掲載します。

Q:FMゲンキの電波が入りにくい。何とかならないか

FMゲンキの送信所はNHK-FMやKiss-FMの姫路局と同じ場所にあります。しかしながら、コミュニティFMの送信出力は法律により上限値を20Wと定められており、市内でも受信しにくい地域があります。
改善できる方法をご紹介しておりますので「こちらのページ」からご覧下さい。FMアンテナの増設についてはお近くの電気店へ、CATVのアンテナ分岐についてはご加入のCATV会社にお問い合わせ下さい。

Q:FMゲンキの放送エリアはどこか?

FMゲンキについてはメインのエリアを姫路市とし、周辺市町の一部も放送エリアに入っています。
コミュニティFMの放送エリアは、法令により「一の市町村(特別区を含み、地方自治法第二百五十二条の十九に規定する指定都市にあつては区とする。以下同じ)の一部の区域(当該区域が他の市町村の一部の区域に隣接する場合は、その区域を併せた区域を含む)における需要にこたえるための放送」と定義されています。
実際にはカーラジオの場合、国道2号線ならば相生駅~加古川駅付近、播但連絡道なら市川ランプ付近まで聴くことが出来るという報告をリスナーの方々から頂いています。

Q:たつの市に住んでいるがFMゲンキが入らない。なぜか?

コミュニティFMの放送エリアは原則として1つの市町村の一部区域とされています。その理由としては、地域に密着した放送を行なうためであることはもちろんですが、今後たつの市においてコミュニティFMが開設される場合に競合しないためであると考えられます。
周辺市町からの強い要望がある場合は条件が変わる場合もありますので、お住まいの市役所等にご要望されてみてはいかがでしょうか?

Q:夢前・安富・家島など、姫路市内でありながら入りにくい地域があるのはなぜか。中継所の建設予定はないのか?

FMゲンキの開局は2001年8月であり、当時は旧市域を対象に放送エリアの設計を行なっております。そのため、新市域のなかには電波が届きにくい地域があります。しかし中継局を建設したとしても、地域の聴取環境が100%になるわけではありません。また莫大な費用が必要です(弊社年間利益の数十年分と見積もっています)。また、技術会社の調査では、家島地域に関しては、瀬戸内海という地域特性上、四国地域との干渉により電波を向けることが困難と報告されています。
夢前・安富地域については、CATV再送信・CATVインターネットによるサイマルラジオ等により改善を図っております。家島地域においては、スマートフォンを活用したサイマルラジオでお聴きいただくことが可能です。

Q:先日テレビで東北地方の臨時災害FMが紹介されていたが、その周波数がFMゲンキと同じ79.3MHzだった。そのようなことはありえるのか?

ありえます。79.3MHzで放送しているラジオ局は、常設のもので国内に5ヶ所あります。その前後、79.1MHzには10局、79.4MHzには5局あります。
ラジオ放送を行うためには免許が必要ですが、この免許のなかで周波数・送信出力が決められています。これにより他の放送局と混信することなく、同じ周波数を各地で有効活用できるのです。
ちなみに79.3MHzを使う常設の放送局は千葉・富山・岐阜にあります。これらの地域ではFMゲンキの電波が届きませんので同じ周波数でも問題がないのです。
しかし、同じ周波数でなくても近い場合は混信の恐れがあります。例えば、79.1MHzを使う放送局は徳島県徳島市に、79.2MHzは大阪府八尾市にあり、79.4MHzは京都府京丹後市、兵庫県伊丹市にあります。
大雑把な言い方ですが、これらの放送局と混信しないために、FMゲンキの電波は北西に向ける必要があるため、瀬戸内海側(家島等)や東側が聴きにくくいエリアになってしまっているのです。ちなみに、徳島のコミュニティFMは1996年の開局、八尾は1997年、伊丹は1996年なので、いずれもFMゲンキより先輩の局ばかりです。